診療看護師は、看護師としての仕事だけでなく、医師の指示に基づいて診療行為を行ったり、時には自ら医療的な判断を下したりする場合もあります。そのため、誰もが簡単になれるものではありませんが、もし資格を取得して診療看護師として働けるようになると、看護師としてのキャリアップに繋がりますので、より幅広い領域で活躍したいと考えている方は、ぜひ検討してみるのもよいかもしれません。

診療看護師になるためには、まず前提として看護師になる必要があります。次に、看護師として実務を5年以上にわたって経験したうえで、NP養成課程と呼ばれる診療看護師養成課程のある大学院の入学試験に合格し、2年間の履修を経て大学院を卒業しなければなりません。NP養成課程が設けられている大学院は全国にもわずかしかありませんので、まずは自分が通えるところがあるかどうか調べてみると良いでしょう。その後、日本NP教育大学院協議会が所管しているNP資格認定試験に合格し、国立病院機構による認定を受けることによって、晴れて診療看護師として働けるようになります。

看護師になるために看護学校に通って学ぶ期間も計算に入れると、診療看護師になるためには、実に10年近い歳月を要することになります。それだけ高度な知識やスキルが求められる仕事であるわけですが、もし目指すのであれば時間をかけてしっかりと取り組む必要があるという覚悟を持っておくようにしなければなりません。